利用履歴に基づいてAmazonプライム・ビデオに表示されるもの
Amazonプライム・ビデオを利用すると、様々な記録がアカウントや端末に残ります。
視聴履歴はもちろん、鑑賞途中の作品や検索履歴、ウォッチリスト、さらに履歴に基づいて提示される「おすすめ作品」なども表示されます。
こうした記録をアカウントを共有している人に見られたくない場合は、削除しておくと安心です。
はじめに、利用履歴に基づいてAmazonプライム・ビデオにどんな内容が表示されるか、その種類を把握しておきましょう。
なお、Amazonプライム・ビデオは一つアカウントで複数の「プロフィール」を作成することができます。
下記で紹介している履歴等はプロフィールごとに記録されるため、家族で同一のアカウント/端末を利用している場合も、プロフィールを切り替えておけばこれらは表示されません。
視聴履歴
視聴履歴は、動画を少し再生しただけでもアカウント内に記録されます。
この機能によって、過去に自分が視聴したコンテンツを確認できるようになります。
また、プライム・ビデオが視聴履歴にもとにおすすめ作品を提示してくれる点も魅力的です。
一方で、家族などとアカウント/プロフィールを共有していると、他の人に自分の趣味嗜好を知られてしまう可能性があります。
検索履歴
Amazonプライム・ビデオには、俳優名や作品名などを検索ボックスに入力することで観たい作品を検索できる機能があります。
Prime Videoのアプリでこの機能を利用すると「検索履歴」が残り、検索ボックスに過去に入力したキーワードが表示されます。
検索履歴に関しては端末ごとに記録されるため、アカウント/プロフィールを共有している方でも別の端末を使用していれば、履歴を見られることはありません。
「続けて観る」(視聴途中の作品)
Amazonプライム・ビデオで再生し、途中で視聴を中断した作品は「続けて観る」という項目に表示されます。この機能によって、視聴を再開したい場合にすぐにコンテンツにアクセスできます。
「あなたが興味のありそうな映画」(おすすめ作品)
Amazonプライム・ビデオには、視聴履歴に関連する作品をおすすめしてくれるレコメンド機能が備わっています。
それがホーム画面に表示される「あなたが興味のありそうな映画」です。とても便利な機能ですが、視聴履歴と同じように他の人に自分の好みの傾向が知られてしまう可能性があります。
ウォッチリスト(お気に入り)
ウォッチリストはいわゆる「お気に入り登録」で、気になる作品を登録して一覧で表示できます。その作品を視聴し終えても自動で削除されるわけではないため、ご自身で削除が必要です。
「もう一度観る」(過去に視聴した作品)
Amazonプライム・ビデオで直近視聴した作品は「もう一度観る」という項目に表示されます。こちらも視聴履歴となり得るため、他のユーザーにどんな作品をこれまで視聴したか知られたくない場合は削除しておくことをおすすめします。
プライム・ビデオの視聴履歴を確認・削除する方法
プロフィール機能を利用すれば、アカウントを共有していてもユーザーごとに履歴等を分けることができます。
しかし、プロフィールの切り替えは誰でも簡単にできるため、その気になれば履歴の閲覧が可能です。
他の人に絶対に履歴を見られたくない方は、履歴ごと削除してしまったほうが良いでしょう。
こちらでは、Amazonプライム・ビデオの視聴履歴を削除する手順を解説します。
視聴履歴の確認と削除はPrime Videoアプリでは行えないため、ブラウザで操作してください。
なお、視聴履歴は一括で削除ができません。複数の履歴を削除したい場合は一つ一つ地道に消していきましょう。
パソコンでプライム・ビデオの視聴履歴を削除する手順
パソコンのブラウザで視聴履歴を削除するには、まずAmazonプライム・ビデオの公式サイトにアクセスしましょう。
トップページで画面右上の歯車アイコンにポインターを合わせ「設定」をクリック。
「アカウントと設定」画面で「視聴履歴」のタブを開きます。
そうすると、過去に視聴した動画コンテンツ(視聴途中の作品も含む)と鑑賞日を確認できます。
履歴を削除したいコンテンツの横にある「視聴履歴から映画を削除」をクリック。
「◯◯(作品名)は視聴履歴から削除されます。このビデオはあと数日間、こちらに表示される場合があります。」と表示されれば削除完了です。
スマホ/タブレットでプライム・ビデオの視聴履歴を削除する場合
スマホ/タブレットの場合は、ブラウザでAmazonプライム・ビデオにアクセスし、右上の「メニュー」タップ。下部の「設定」を選択します。
ログイン情報の入力を求められた場合は、パスワード等を入力してサインインします。
「アカウントと設定」画面で、上部のメニューを左にスワイプし「視聴履歴」をタップ。
これまでに再生したコンテンツが一覧で表示されるため、履歴を削除したい作品タイトルの横にある「削除する」を選択します。
削除が完了するとメッセージが表示されます。
Fire TVシリーズでプライム・ビデオの視聴履歴を削除する場合
Fire TVシリーズなどメディアストリーミング端末を使ってテレビでAmazonプライム・ビデオを利用している方は、Fire TVのホーム画面からPrime Videoアプリを起動することなく視聴履歴を削除できます。
Fire TVのホーム画面に「最近見たアイテム」が表示されています。
削除したい作品をセレクトして、リモコンの「三」ボタンを押してください。
すると、右下にオプションメニューが表示されますので「ここから削除」を選択しましょう。
Amazonショッピングアプリでも視聴履歴を削除できる
Amazonプライム・ビデオの視聴履歴はAmazonのショッピングアプリから削除することも可能です。
Amazonショッピングアプリの上部メニューから「ビデオ」を選び、タップ。
Prime Videoのメニューに進んだ後、「設定」を選択します。
上部のタブを横にスクロールして「視聴履歴」を選択すると、視聴した作品の一覧が表示されます。
履歴を消去したい作品の横にある「削除する」をタップしましょう。
プライム・ビデオの検索履歴を削除する方法
続いて、Prime Videoのアプリに残った検索履歴の消去方法を解説します。デバイスによっては、一括削除だけでなく個別での削除も可能です。
プライム・ビデオの検索履歴を一括削除する手順
Prime Videoアプリのホーム画面で右上のアイコンをタップ。
歯車アイコンをタップして設定画面を開きます。
真ん中あたりの「検索履歴をクリア」をタップ。
下部に「検索履歴を消去しました」というメッセージが表示されれば完了です。
iOS端末の場合は、下部のメニューで「マイアイテム」→右上の歯車アイコンと進むと「検索履歴をクリア」の項目が現れます。案内に従って「はい」を選択しましょう。
プライム・ビデオの検索履歴をキーワードごとに消去する手順
iPad/iPhone等のiOS端末のアプリでは、検索履歴をキーワードごとに削除することも可能です。
アプリのメニューで「検索」を選択した後、検索ボックスをタップ。過去に検索したキーワードが表示されるため、消したいワードの右横にある「×」をタップしましょう。
そうすると、検索履歴から選んだキーワードのみが消去されます。
プライム・ビデオの「続けて観る」から作品を削除する方法
再生を途中でやめると、その作品は「続けて観る」という項目に表示されます。続きを見るつもりがなければ非表示にしておきましょう。
Prime Videoアプリで「続けて観る」に表示された作品を削除する
アプリの場合は、ホーム画面で操作を行います。「続けて観る」の項目で非表示にしたい作品を長押しし、「このビデオを非表示にする」をタップします。
サムネイルに「∅」(非表示)マークが表示されると完了です。アプリを再読み込みすると、作品が見えなくなります。
ブラウザで「続けて観る」に表示された作品を削除する
ブラウザではホーム画面で操作を行えます。「続けて観る」に表示された動画コンテンツの中で削除したい動画のサムネイルにカーソルを合わせます。
「∅」(非表示)マークをクリックし、「この映画は非表示になっていますが、検索することはできます」という表示が現れれば完了です。ブラウザを再読み込み(更新)すると、作品が見えなくなります。
プライム・ビデオの「あなたが興味のありそうな映画」(おすすめ作品)を非表示にする方法
「あなたが興味のありそうな映画」に表示されるおすすめ作品は、個別に非表示にできます。
興味のないコンテンツや、自分の好みが他の人にバレてしまいそうな作品は非表示にしてしまいましょう。
PCブラウザで「あなたが興味のありそうな映画」を非表示にする
パソコンで操作を行う際には、Amazonプライム・ビデオの公式サイトにアクセスします。
ホーム画面の「あなたが興味のありそうな映画」で、該当する作品にポインターを合わせて「∅ 」(この映画を非表示にする)をクリック。
メッセージが表示されると完了です。さらにブラウザを再読み込み(更新)すると、作品が「興味がありそうな映画」から見えなくなります。
アプリで「あなたが興味のありそうな映画」を非表示にする
タブレット/スマホ等のPrime Videoアプリの場合は、ホーム画面の「あなたが興味のありそうな映画」の項目で、非表示にしたい作品を長押しします。そして「このビデオを非表示にする」をタップ。
非表示となったコンテンツのサムネイルに「∅ 」(非表示)マークが現れます。
再読み込み(更新)するか、アプリを再起動すると作品が見えなくなります。
非表示にした作品を再度表示させたい場合
ブラウザの設定画面では、作品の非表示設定を解除して、再度表示されるようにできます。
Amazonプライム・ビデオのサイトで、右上の歯車マークから「設定」を選択。
「アカウントと設定」画面で「非表示ビデオ」の項目を開きます。「非表示にしない」をクリックすれば完了です。
プライム・ビデオのウォッチリストを整理する方法
Amazonプライム・ビデオには「ウォッチリスト」というお気に入り登録機能があります。
見終わった作品は自動的に消えるわけではないため、見返すつもりのない作品や人に見られたくない作品はリストから削除すると良いでしょう。
Prime Videoアプリでウォッチリストを整理する
アプリを開いて、右上のアイコン(画像/Androidの場合)または下部メニューの「マイアイテム」(iOSの場合)を選択します。
ウォッチリスト一覧でリストから除外したいコンテンツの右下の「︙」をタップ。
さらに「ウォッチリストから削除」を選びましょう。
PCのブラウザでウォッチリストを整理する
プライム・ビデオのホーム画面で「マイアイテム」を選択します。
ウォッチリストの中で除外したい作品にポインターを合わせて、アイコンをクリック。
「ウォッチリストのビデオを削除しました」と表示されたら完了です。
プライム・ビデオの「もう一度観る」(過去に視聴した作品)を非表示にする方法
エンドクレジットまで視聴した作品は「もう一度観る」という項目に表示されます。
全ての視聴履歴が表示されるわけではないものの、直近視聴した作品で他の人に見られたくないタイトルがある場合は非表示にしておくようにしましょう。
Prime Videoアプリで「もう一度観る」に表示された作品を削除する
プライム・ビデオのモバイルアプリの場合は、ホーム画面から「もう一度観る」という項目を探してサムネイル(作品画像)を長押しします。
「このビデオを非表示にする」を選択。
非表示となったコンテンツのサムネイルに「∅ 」(非表示)マークが現れます。
再読み込み(更新)するか、アプリを再起動すると作品が見えなくなります。
PCブラウザで「もう一度観る」を非表示にする
ホーム画面の「もう一度観る」で、該当する作品にポインターを合わせて「︙」を選択。
「この映画を非表示にする」をクリック。
メッセージが表示されると完了です。さらにブラウザを再読み込み(更新)すると、作品が「もう一度観る」から見えなくなります。
よくある質問
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プロフィールを切り替えれば視聴履歴は他の人に見られない?
履歴は原則プロフィールごとに記録されます。自分と他の人のプロフィールを分けておけば、自分の履歴が他の人のほうに反映されることはありません。ただしプロフィールにロックをかけることはできないため、同一アカウントを共有している人同士なら、見ようと思えばお互いの履歴が閲覧できてしまいます。履歴を隠したい方は削除することをおすすめします。
まとめ
視聴履歴や検索履歴などは簡単に確認・削除が可能です。履歴を徹底的に見せたくない方は、検索履歴/おすすめ作品(あなたが興味のありそうな映画)/視聴中の作品(続けて観る)/ウォッチリスト/視聴済み作品(もう一度観る)も削除しておくと安心です。
「ユーザーごとに記録を分けたいだけなので、万が一履歴を見られても構わない」という方はプロフィール機能を活用すると良いでしょう。
それぞれの機能を理解して、Amazonプライム・ビデオを快適に利用してください。